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新興数寄屋建築家吉田五十八氏の「饒舌抄」に感動したT&Aが贈る建築談義


by t-ainfo
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砕石パイル工法

地盤の強度、地震対策、環境問題、全てに対応できる「砕石パイル工法」が注目されてきている。

地盤表面を掘削をし、設計震度まで天然砕石を投入し圧力をかけながら
数回に分けて掘削底面や側面に砕石を十分に食い込ませながら施工する。

そのため、従来のセメント杭を使わないので、六価クロムを含む有害物質
が出ない事や、砕石なので液状化の際にも水を吸収し通す事で、地盤自体
が不安定になる事を回避する効果が期待できる。

今後、自然環境やコストの削減などの面からも期待できる工法になる
様に思われる。



日本砕石地盤改良協会

# by t-ainfo | 2009-08-26 16:18
地球温暖化問題CO2削減の観点から、地中熱利用の冷暖房システムが注目されてきている。

地表は夏冬ともに温度の変化が激しいが、地中は年間を通じて温度が一定であることから、その点を利用して地中にパイプを埋設して熱交換させることで冷暖房システムを行っている。

自然エネルギー利用としては効率いいシステムである。
ただ現段階では住宅利用でコスト的には初期費用で270万円程度かかるため、通常の設備の2倍程度必要である。

今後太陽光発電と同じように自然エネルギーの普及促進には国や行政の協力(補助)など検討が必要である。

地中熱利用促進協会

ジオパワーシステム

経済産業省地熱発電に関する研究会資料

ecoハウス研究会地中熱活用住宅

地熱資源研究グループ

地熱利用住宅All About
# by t-ainfo | 2009-07-27 23:10 | 環境
最近、新聞等で「フラット35」「フラット35S」などの文字がよく目につくようになってきた。

経済危機対策に盛り込んだ14兆円補正予算に伴い住宅金融支援機構は6月4日より始めた制度である。
大きく下記2点が上げられる。
1,融資割合を100%にUP
2,20年間0.3%優遇金利適用(一定の条件を満たす建物)

その他建築確認や各種検査の申請費用、契約書に貼る印紙代、適合証明検査費用など、物件を取得するのに必要な諸費用も融資の対象。

さらに「長期優良住宅の普及促進法(200年住宅法)」施行に伴い、長期優良住宅に認定された物件を融資対象とする。融資期間は36年以上50年以下、35年以下はフラット35として扱う。親子リレー返済を除き契約者の完済時の年齢が80歳未満であることが条件。6月9日までに50機関が取り扱いを表明しており、このうち27機関が取り扱い中という。

ここ一年以上はこれらの優遇措置は続く予定であり、税制面だけみれば建て替え、買い時とみられます。ただ人生で最も大きな買い物である住宅は、慎重にそして計画的に判断され、200年住宅がやっと話題あがるようになってきた日本の住宅業界、住宅への考え方住まい方を見直す時期に来ているように思われます。
# by t-ainfo | 2009-06-22 09:22 | 住宅

「環境建築」の通信簿

日経アーキテクチャー(2009年6月22日号)の特集が「環境建築」の通信簿である。

特に記事にのなかで、「どう選ぶ?エコ住宅設備」とあり・・・・・
各ハウスメーカーがこぞって、エコ住宅への取り組みを比較している。

最近国の太陽光発電への補助金もスタートし、各自治体でも普及促進に補助金を設定している。
弊社の地元北区でも
北区新エネルギー導入補助金が始まり、一定の普及効果が上がってきているようである。

しかし、工事費が一般的に3.5キロワットで設置費込みに約250万程度かかり、現在の売電価格にが約23〜24円であるから、元を取るには30年近い年月が必要になる計算である。
今後売電価格が50円前後になれば約10年程度で初期投資を回収できる計算も成り立ち、普及に弾みがつくはずである。

いまエコ環境意識はますます高まり、住宅に於いての省エネ・エコ住宅は長寿命住宅と併せて今後の日本建築界の大きな課題である。

T&Aとしても、ますます環境意識の高い(グリーンコンシューマー)住宅を素材・設備・住まい方など様々な角度から設計していく計画である。
「環境建築」の通信簿_d0013977_17175771.jpg

# by t-ainfo | 2009-06-20 17:17 | 環境
江東区の臨済宗妙心寺派冝雲寺の境内に増設していた墓地と合葬墓が完成しました!

冝雲寺は・・・・?
江東区白河にある臨済宗妙心寺派の禅宗寺院である。寛文六年(1666)深川元町神明社地内に建立され、冝雲庵と称していたが、元禄六年(1694)現在地に移転、元禄七年(1695)見性院融峰宗和居士を開基、卓禅恵超禅師を開山として中興。冝雲寺は別称一蝶寺として有名であるが、これは江戸時代の著名な絵師英一蝶が当寺に寄寓、ために一蝶寺と呼ばれてきた。一蝶の作品多数を蔵していたが、惜しいことに昭和二十年の大空襲で一蝶の絵をはじめ寺宝、記録類を焼失。山門の左柱に「一蝶寺」、右柱に「坐禅会」の板札がかかり、山門右手前に冝雲寺の石碑が立っている。また潜り戸には「日本盆栽協会 江東支部」の表札がかかっている。(てらたびHPより)

お墓の設計は、建築確認とはだいぶ勝手がちがい、事前協議の段階で保健所との協議がかなり手間取りましたが、一つ一つ問題をクリアーして何故墓地が必要か?をしっかりとしたデータと根拠をしめしていけば問題なく計画は進みます。いままであまりにも営業優先で強引に墓地計画を進めてきた業者が多く特異な業界であったようです。

今回の設計は72区画と合葬墓という小規模のものです。墓石はすべて日本で図面をおこし、製作は中国で行うことにより納期とコストを考慮して材料の質を上げる工夫をしております。ご住職自慢の盆栽で有名な境内のつながりの墓地で、駅から徒歩3分の好立地、墓地の環境として最高にいい条件がそろったお墓であります。

日本の伝統や歴史・気候風土に沿った自然派嗜好のエコ建築が得意な弊社としても、今回の経験を生かして、祈りの場であるお墓や合葬墓・永代供養墓など神社仏閣などにも力入れて今後取り組みたいと考えております。

冝雲寺
〒135-0021 東京都江東区白河2−7−10

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# by t-ainfo | 2009-06-20 15:46 | 建築