新興数寄屋建築家吉田五十八氏の「饒舌抄」に感動したT&Aが贈る建築談義


by t-ainfo
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建築家紹介サイト

建築家紹介メジャーサイトの【建築家】今週の建築物件紹介欄にT&A作品T邸が掲載されました。

リフォームから都市計画まで建築のことなら
【建築家】http://www.kenchikuka.jp/

「T邸」は北区の音無川沿いの閑静住宅街にあり、敷地周辺を桜の大樹が取り囲む住まい。これから桜が開花して一年のうちで最も美しい時期になる。

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by t-ainfo | 2005-03-31 00:36

イタリアの集落

個人ブログ椿四方山話でイタリアの話をしたのでこちらでも少々。

イタリアには衛星都市的な集落が星の数ほどあり、それぞれ特徴的な街を形成している。過去数回イタリアを旅してきたが特に印象に残る集落ベスト3をご紹介しよう。

1,チビタ・ディ・バ-ニョレッジョ(ウンブリア州)
400年前に地震がありここだけ取り残されたといわれる小さな集落。車も入れない一本の橋のみが唯一の進入路。集落中央の広場は土のままでありイタリアでもっとも魅力的な場所である。
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2,マテーラ(プーリア州)
廃墟の街であった。人があまり住んでいない忘れ去られた街となっていた。近年人が戻りはじめてギャラリーやレストランなどが作られ活気が戻り始めているが、とにかく不気味だが魅力的な集落である。
d0013977_2388100.jpg


3,モルマーノ(カラブリア州)
山岳の片面に街が形成されたいた。カラブリアはあまり日本では知られたいないが、かなり魅力的な街が点在している。
d0013977_2382487.jpg

 
もちろん他にもカルカータ・アルベロベッロ・オストーニなどなど数えられないほどの集落がある。ただどの集落も近年観光化が進み始めていることが気になる点である。
お土産物屋など出来てしますと集落の魅力も半減してしまう。

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by t-ainfo | 2005-03-29 23:32 |

読者からの質問

T&Aブログの読者から不思議な質問を頂いた。

以下質問メール
〜突然のメールで申し訳ありません。
ブログランキングの建築から検索し、ここまでやって参りました。
私は現在就職活動中のものですが、建築物について解らないことがあり勝手にメール をさせて頂きました。もし差し支えがないようでしたら、お答え頂けませんでしょうか??昭和33年東京タワーが世界一高い建築物になる前の10年間、日本ではどんな建物が高さという点で記録を塗り替えているのでしょうか??
もし宜しければお教え下さい。どうぞよろしくお願い致します。

そんなこと考えてたこともなかったのでスタッフ会議の話題にしたらスタッフが調べてくれた。ウチのスタッフは決して暇ではないのだがこんな質問には燃えるらしい。

以下調査結果
東京タワーが1958(昭和33)年に333mの高さを誇る鉄塔として日本一の構造物となるまで、高さ日本一の鉄塔が東京近郊・埼玉県川口市の住宅街にあった。東京タワーが建つまで実に21年間、312.78mという高さ日本一の記録を持っていた鉄塔が「NHK川口第一ラジオ放送所」南塔と北塔です。1937(昭和12)年に竣工し、1982(昭和57)年まで、関東地方一円にNHKラジオ放送等を送信していた送信用鉄塔です。鉄塔そのものは老朽化と技術革新等により送信設備を埼玉県久喜市と菖蒲町にまたがる敷地に移管した事で、1984(昭和59)年までに解体されてしまいましたが、現在も跡地にその名残を見ることが出来ます。(東京発展裏話より)
詳細はこちらのサイトに詳しく図面・写真入りで掲載

インターネットには不思議な情報が満載である。

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by t-ainfo | 2005-03-29 01:52 | その他

オープンハウス

友人の建築家渡邉義孝くんの改装住宅のオープンハウスに行って来た。
古い木造建物を2期にわけての工事がやっと完了とのご案内をいただき訪ねたみた。
彼は保存復元設計を得意としていることもあり、自然素材にこだわり古い構造の梁柱を旨く利用しながら光と風をデザインした建物である。ご自宅とのこともあり壁は彼本人にコテをもって塗った珪藻土壁。素人とは思えない味わいのある仕上がりである。
もっとも面白い工夫はリビングダイニングの吹き抜けに梁を利用したブリッジが掛かってる。実際に頭を下げながら小屋裏部屋を行き来できるような構造になっている。
また玄関土間にはお父様が収集したアンモナイトの化石が埋め込まれており、いたるとことに楽しい工夫のある建物である。他の建築家の作品を見るのは非常に楽しいものである。自然な素材と温もりある空間構成に大変共感のもてる住宅改装であった。
詳しくは渡邉組ホームページをご覧ください

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by t-ainfo | 2005-03-28 23:38 | 住宅

日本の建築スクール

日本の建築界を代表する丹下健三氏が亡くなった。91歳。
村野藤吾・白井晟一・吉村順三などなど巨匠と云われる建築家は皆長寿である。若いときよりも晩年にすばらしい作品を多く残している。それだけ建築は多くの経験がいるということであり、一生現役であるということであろうか?

丹下健三はコルビジェに学び、前川国男事務所に勤務した後、東大で助教授・教授として教えた。建築界には「何々スクール」という流れがある。
馬場璋造著の「日本の建築スクール」(王国社)に詳しく書かれている。

建築デザインは創造である。しかし知識や技術・経験なしに創造することはできない。それを学校だけでなくそれぞれの建築家に弟子入りして学ぶことから建築家への道が始まる。「学ぶ」ことは「真似る」ことである。真似るといる行為を続けるなかで、それを変えようとする意識が高まり、個性が生まれる。「変える」が「超える」になり創造へと繋がる。

有名建築家の元を巣立って現在活躍している建築家の多くが生まれている。ただ私などは大学で建築を学んだ訳でもなく全くその路線ではない。とはいえやはり修行時代に超えようと思う師がいた。自分の個性を表現したく独立して15年になる。

まだまだ「変えよう」「超えよう」と思うことばかりである。
丹下健三の半分の人生しかまだ生きていない。

これからが益々日々創造チャレンジである。

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by t-ainfo | 2005-03-24 02:58

建築の勘所

〜吉田五十八が設計した日本画家の家が評判になり、ある知人の設計士が見せて欲しいと訪ねてきた。画家は快く案内したが、設計士はいきなり手帳を出して寸法を取って帰ってしまった。

後日そのことを画家は吉田に話をした。
「私の家にくるなり手帳を出して寸法を取って帰ってしまいました。私に対してどうした気持ちで作ったとも、住み心地はどうであるとかも聞きもしません。一体建築の気分というものを少しも考えていないらしい。なるほどあの設計士は寸法はこれに似たものを作るでしょうが、出来たものは全然違ったものになると思いますね。」と云われ吉田は画家の洞察眼に驚いた。

全く画家の云われた通り、建築は寸法は第二義で気分と云うか雰囲気と云うかそれを感得するのが第一義であらねばならない。特に日本建築においては然りである。
吉田五十八談(建築世界第三十巻昭和十一年一月号)

往々にしてディテールや寸法にこだわりいかにも設計しましたという気分になりがちであるが、重要なのはその場に生まれてくる空気である。

以前設計した銭湯テルメ末広でも同じようなことがあった。
その当時テレビや雑誌によく出た関係で業界で話題になり、よくメジャーを持ってお風呂に入りにきていた人たちがいた。いくら形をまねてもこの雰囲気は出せないだろうと湯船の中から見ていたことがあった。

建築の設計は形ではない。空気をデザインできたら最高である。

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by t-ainfo | 2005-03-21 21:32

上海での仕事

Worksに上海益田屋の写真が掲載されましたので、上海での仕事について少々。

上海で今最も高級ブティックやデパートが建ち並ぶ南京西路の梅龍鎮界隈にある伊勢丹デパート内ビルの6階に茶道具益田屋はある。

設計は現地調査後通常通り日本の事務所で行い、見積を三者の業者に依頼。A社は中国に支店を持つ日本企業,B社は中国に現地法人を持つ合弁企業、C社は地元の中国企業。
A社の金額を100とするとB社70、C社は20ぐらいの違いがあり、いかにローカル企業が安いかがわかった。ただ今回は上海店のオーナーが日本語の堪能な中国人であったためローカル企業を使うことができたが、信頼出来る人材がいない限りはリスクはかなり高い。

特に仕事の質・工期・手配確認などなにかと悩まされる要素があとを立たない状況であり、たとえば茶室の柱を材木問屋に見に行き現物確認して指定しているにも拘わらず別の柱が納入されたり、スポットライトとダクトレールの規格が合わない(日本では考えられない)などなど。ただ施工業者も初めて日本の茶室を造るわけでこちらの説明に興味を示し、前向きな姿勢があり、上海店オーナーがなかなか監理に行けない設計士に変わり頑張っていただいたお陰でなんとかまとまりました。金額の割には十分合格点の出来となりました。

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by t-ainfo | 2005-03-20 21:17

笑いのない建築

〜私は少なくとも日本の建築に味わいのある、いい意味の間抜けさ、ユーモアな点があって欲しいと思う。日本の建築家のデザインはあまりにまじめすぎやしないか、笑いのない建築でありはしないか、これは私の日本の建築に対する一つの考察ではあるが・・・・。〜吉田五十八談

主に日本では建築は技術系とのイメージが強いが、欧米では芸術系の分野にはいる。確かに設計の仕事を実際していると、理数科系のことはほとんどなく(構造は専門家に任せる)ライフスタイルや意匠的な提案が多くまた要望も強い。

そのな要望に応える時に四角四面の提案ではご満足いただけないであろう。設計に携わるものは皆日々忙しくなかなか時間がとれない人ばかりである。あまりにも仕事に追われ専門的に成りすぎ息が抜けない状態である。ただそれでは粋な建築は造れまい。
吉田五十八が云う笑いのない建築となってしまう。

吉田五十八は長唄にはまっていたようであるが、時には旅をして、趣味を楽しみ、仕事以外のことに没頭するすることが必要であろう。そこからまた粋な艶っぽいデザインが生まれるかもしれない。・・・といいながら自分の趣味(茶道・仕舞などなど)を正当化しているのかもしれない。

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by t-ainfo | 2005-03-18 23:02

断熱くんの効果

創業15年になるとそろそろ外壁の塗り替えなどのメンテナンス物件が増えてきた。

ちょうど地元赤羽のT邸が外壁塗り替えを予定していたので、新しい外壁材「断熱くん」を施主の了解をもらい実験的に使用することとした。
断熱くんは1ミリ塗るだけでグラスウール100ミリと同等の断熱効果があるとの話である。

初めてで不安もあったので施工前に体験実験として実際に塗布した鉄板としていないもので白熱電球を直接あてて比べると、一方は素手でさわれないが、塗布した鉄板は直接さわっても我慢できる程度の温度であった。

そして実際のT邸の建物に塗布して遠赤外線診断機で調査すると確かに各部分の温度差が無くなり効果的なデータを得ることができた。
また実際にお住まいのお客様のお話でも効果は確かに感じられたようである。

ここ数年の施工の物件は高気密高断熱対応の外断熱工法を採用しているが、それ以前の物件の外壁塗り替え時には非常に効果的な面白い商品である。
断熱くんについてはコチラ

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<%popup(20050318-dannnetukunn.jpg|312|239|断熱診断結果)%>
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by t-ainfo | 2005-03-17 23:47

外断熱の家

最近設計している家はほとんど外断熱工法を採用している。
初めて行ったのは4年ほど前である。それ以前は一般的なグラスウール断熱材に通気工法を行っていた。もちろんこの方法でも断熱効果は得られるが、ますます高気密高断熱の関心が高くさらにといわれるとやはり外断熱工法が効果的である。

ただ一言で外断熱工法といってもいろいろな材料や方法があり、それぞれのメーカーがメリットを売りにしているため選定に迷うところである。

当社では現在はアキレスの外断熱材を使用している。
アキレス外断熱工法についてはコチラ
ほとんどのメーカーが工法を含めて販売しており金額的・設計の自由度の制約がある。アキレス断熱材は材料のみ購入が可能であり施工が簡単であるメリットがある。
またコスト的にも40坪程度の家で施工費も入れて約100万ぐらいのアップで可能。100万は大きな金額ではあるが快適性への費用対効果からすれば優先順位は高い。

まだ使用はしてはいないが高気密断熱プラス構造強度を加味したトステムのスーパーウォール工法なども興味深い工法ではある。
スーパーウォール工法についてはコチラ

これからも益々、高気密高断熱はじめ防犯システム・自然素材などへの関心は高まりいろいろな工法・材料が開発されるであろう。
建築家はデザインや形だけにとらわれないで日本のそれぞれの地域性や環境気候風土を考慮して選定・設計していかなければならない。

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by t-ainfo | 2005-03-16 23:58