新興数寄屋建築家吉田五十八氏の「饒舌抄」に感動したT&Aが贈る建築談義


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2005年 05月 05日 ( 1 )

伊勢神宮の社殿を20年に一度造り替え、神々を移す「式年遷宮」がいよいよ今月からスタートした。千三百年の歴史を持つ儀式は、御用材の伐採や造営の無事安全を祈念する「山口祭」と「木本祭」から始まり、ご神体を移す「遷御」の平成25年までに約三十の祭典や行事が執り行われる。

「山口祭」
遷宮の御造営にあたり最初に執り行われる祭儀です。御造営用材を伐採する御杣山(みそまやま)の山口に坐(ま)す神を祭ります。御杣山は時代により変遷がありますが、古例のまま皇大神宮(こうたいじんぐう)は神路山(かみじやま)、豊受大神宮(とようけだいじんぐう)は高倉山(たかくらやま)の山麓で行われます。

「木本祭」
新宮の御床下に奉建する心御柱(しんのみはしら)の御料木を伐採するにつき、御木の木本に坐(ま)す神を祭ります。深夜、両宮域内の山中で行われる秘祭で、「物忌(ものいみ)」と称する子供が忌斧(いみおの)を執って御料木奉伐の儀を行います。奉伐された御料木は新殿完成時まで内宮は御稲御倉(みしねのみくら)、外宮は外幣殿(げへいでん)に安置されます。

その後の行事はサイトをご覧ください。

遷宮は神殿建物のみならず、着物や日用調度品なども含めてすべて新しくする。この20年というスパンが丁度伝統技術を受け継ぎ伝えるためには上手く考えられている。

いっけん20年で壊して新しくするのはもったいないように感じるが、大きな歴史の中で考えると物質ではなく「技術」・「伝統」・「文化」・「心」を作り守り続けるために必要な行事である。

以前、遷宮に使う木曽檜の伐採と植林風景を見に行ったことがあるが、それぞれの職人には誇りと自信が満ちていた。ひとつの建物を作るのに長い年月と多くの人々の関わりから誕生する「遷宮」には日本伝統が生き続ける。
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by t-ainfo | 2005-05-05 02:26 | 建築